橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

椎名町「やまちゃん」

椎名町に最近できた、やきとんの店。やきとんのメニュー見ると、かしら、かしらあぶら、から始まって、ちれ、半焼きちれ、あぶらなどが並ぶ。サイドメニューは、キャベツみそ、山芋しょうゆ漬け、がつ酢など。そして飲み物は、サッポロラガー、ホッピー(シャ…

大山「やきとんひなた」

池袋に引っ越してから、この店へ行く回数が増えた。店長とは別に、社長の辻さんが奥に控えて店を下支えしている。もつ焼きはもちろん、刺身もイタリアンもうまい。ビールはサッポロ赤星。シャリキンホッピーもうまいし、日本酒も良いものを置く。この日の日…

読売新聞「昭和時代」

本日の読売新聞に掲載された現代史企画「昭和時代」は、敗戦直後のヤミ市を中心とした世相を描いたもの。左下隅に、私がコメントを寄せています。記者がまとめた文章で、多少手を入れたとはいえ意を尽くさない部分がありますが、ご笑覧を。なぜか、カストリ…

高田馬場「とん八」

今日は、研究会で早稲田キャンパスへ。八時くらいに終わり、高田馬場まで戻って居酒屋を物色する。見つけてすぐにいい店だと直感して入ったのが、ここ。以前行った「青柳」の隣である。 縄のれん、古びた木の内装、カウンターに下げられた黒塗りの木の値札。…