橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2010-12-29から1日間の記事一覧

『東京人』2011年1月号

特集は「東の横丁 うまい店」。もちろん、スカイツリーを意識した特集で、記事は押上から始まる。取材と執筆は、太田和彦。太田によるとこのあたりでは、ここ数年、昔ながらの長屋アパートに澄む芸術系の若い人が増えたという。谷根千にも通ずる動きというこ…