橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2010-07-09から1日間の記事一覧

池袋「ふくろ」の「稚鮎の串カツ」

今年は、どういう訳かスーパーで稚鮎を見かけることが多かった。好物なので、ずいぶん食べた。いちばん美味しいのは天ぷらで、これは「美味しんぼ」にも登場した。しかし技術がいるうえ、何しろ使う油の量が多く、あまり揚げ物をしない我が家としては非経済…