2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧
国鉄の蒲田操車場で、初老の男の死体が発見される。足を棒にして歩き回る、地道な捜査を続けるのは、丹波哲郎と森田健作。犯人は、天才的な作曲家兼ピアニストとして注目され、政権与党の大物の娘との結婚を控える加藤剛(作曲家の名前としては和賀英良)。加…
今日は、知人の日本人・フランス人夫婦と待ち合わせて乃木坂へ。向かったのは、ジビエが美味しいと評判の、このレストラン。フランス色が濃厚で、建物もパリによくあるカフェ風なら、食材の多くはフランスから空輸。応対するのもフランス人で、ときどき食材…
編集者と別れ、一人で神田を徘徊。神田はあまり来ることがないので、新鮮な感じがする。だいぶ飲み食いしたあとだから、店と真剣勝負したくなるような名店風のところは避け、焼きとんを看板に掲げたこのチェーン店へ。店はかなり広い。入ってすぐのL字型カ…
今日は、執筆のための顔合わせで、雑誌の編集者と会う。まず、「みますや」へ向かったのだが、六時前というのにすでに予約で満員。この店も、なかなか入れない店になってしまった。予約しないと入れないというのは、下町居酒屋の正しい姿ではないと思うのだ…
今日は仕事に集中していたので、買物もできず料理の時間もなく、妻ともども近所の居酒屋へ。向かったのは、一月のはじめにも行ったこの店。イカと鰺をたたいて粘りけを出した「なめろう」、皮目を焼いた金目鯛の刺身、金目のカブト煮、地魚の天ぷら盛り合わ…
一九四五年の映画「東京五人男」に出てくる「桜丘国民酒場」は、実は「富士屋本店」ではないのか……という疑問を解明すべく、今日は渋谷へ向かう。あらかじめテレビの画面で、国民酒場周辺の地形を頭に入れていったのだが、無駄だった。なにしろ渋谷である。…
一九五一年といえば、まだまだ戦後復興の途上で、貧しかった時代。職業安定所の紹介する仕事が日給二四〇円だったことから、ニコヨンと呼ばれるようになった日雇労働者が、必死に仕事を探してその日暮らしをしていた。この映画では、歌舞伎役者の河原崎長十…
二軒目に行ったのは、ここ。腰痛持ちの編集者は、板の間から脱してほっとしたようす。 地酒ブームが始まってまもない一九八〇年代半ば、池袋に全国の良心的な蔵元から良い酒を集めて売る酒屋があったことから、自然に池袋は地酒のメッカのようになっていた。…
今日は、新著の打ち上げで池袋へ。西口で編集者二人と待ち合わせ、まず向かったのはこの店。一九五一年創業という老舗で、昔から名店として知られている。店構えも堂々たる風格。席はすべて板の間で、一階なら囲炉裏端となり、目の前で魚が焼き上がるのをみ…
料理の質と値段に、地の利を少々加味するなら、個人的にはベストと思っているイタリアンの店。すっかりなじみになってしまって、今年の正月のホームパーティーには、シェフと奥さんをご招待した。そのとき以来なので、お会いするのはほぼ1月半ぶり。 この店…
関西資本のチェーン店だが、最近になって東京に出店を始めた。特徴は、すべてが二八〇円均一であること。メインのやきとりは、二本二八〇円。というと、あまり安くないように思えるが、たいがいのものは普通の二本分くらいのボリュームがある。とくに「貴族…
仕事の原稿が完成間近になると、居酒屋へ行く。完成が近づいてくると、ちょっと気分を変えて別の観点からチェックしてみるというプロセスが必要になる。原稿を書いたのと同じ部屋、同じ机では、なかなか欠点に気がつかない。酒が入れば、なおさら気分が変わ…
姪っ子が受験のため上京して我が家にしばらく泊まり込むことになった。この子、肉料理が好きなのだが、母親が肉嫌いのためいつもは食べられない。そこで最初の試験が終わった今日は、焼肉屋へ連れて行くことにする。家の近所で焼肉といえば、ここに決まりだ。…
最近、忙しくてあまり外出ができない。近場に何か、新しい店がないかとネットで情報収集していて、みつけたのが、この店。東急世田谷線という、もともとは玉電の一部だった小さな路線の世田谷駅で降り、世田谷通りに出ると、左方向の交差点にホッピーの提灯…
に、選んでいただきました。ありがとうございます。 おかげさまで、昨日からアクセスが増えているようですね。 http://www.sugoblog.com/best20/2009/
先日、「東京五人男」という映画を紹介したが、これについて二点ほど補足しておく。 先日あった「古典酒場」の座談会で、ワイタベさんから「あの国民酒場のモデルは、渋谷の立ち飲みの老舗・富士屋本店ではないか」という示唆をいただいた。たしかに、「富士…
座談会が終わって、外へ。この面々が、一軒で終わるはずはありませんね。次に向かったのは、「やまと」。噂には聞いていたが、私は初めて。入ってみてすぐに分かる、飴色に輝く名店。しかも、何もかも安くておいしい。なにしろ、瓶ビール四〇〇円、生大四四…
今日は、恒例の「古典酒場」の座談会で、浅草橋のこの有名店へ。座談会なので、場所はテーブルと椅子のある「やきとん広場」のほう。メンバーは、浜田さん、藤原さん、ワイタベさん、やなちゃん、そして編集長の倉嶋さん。前回はパリ滞在中でお休みだったの…
今日は、四年前の卒業生たちの同窓会。私にとっては、今の職場での最初の教え子たちで、現在二六歳。みんな会社にこき使われる年代らしく、ドタキャンもあったりして、集まったのは四人だけ。しかし前回と違って女の子も一人来て、葬式みたいにはならなくて…