橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2009-10-30から1日間の記事一覧

『おとなの週末』11月号

雑誌に料理の写真を載せる場合、原則は原寸大で、必要に応じて料理の魅力が伝わる範囲で縮小する、というのが基本だろう。かつて文藝春秋から、原寸大を売り物にしたラーメン本や寿司の本が出ていたことがあるが、それぞれの店の看板メニューの魅力をよく伝…