橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2008-11-25から1日間の記事一覧

tanacalm

タナカさんという若い女性がひとりで切り盛りする、落ち着いた雰囲気のバーである。店名は、店主の名前と「静けさ」「落ち着き」という意味の英語をつなぎ合わせたもので、実にこの店にはふさわしい。タナカさんは、穏やかな癒し系のキャラクターで、仕草も…