橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2007-09-06から1日間の記事一覧

有楽町「千成」

有楽町のインターナショナルアーケードときいて、分かる人はどれだけいるだろう。ガード下の「登運とん」の近くから狭い通路を線路の真下に入り、新橋方面に向かうガード下である。なぜ「インターナショナル」なのか。確かに新橋側の端っこには、外人向けの…