橋本健二の居酒屋考現学

居酒屋めぐりは私の趣味だが、同時にフィールドワークでもある。格差が拡大し、階級社会としての性格を強める日本社会の現状を、居酒屋に視座を据えて考えていきたい。日々の読書・音楽鑑賞の記録は、「橋本健二の読書&音楽日記」で公開中。社会学専攻、早稲田大学人間科学学術院教授。

2007-05-18から1日間の記事一覧

豪徳寺「祭邑」

世田谷は、居酒屋におけるモツ焼の比重が小さい地域である。これが「山の手」ということなのか、モツ焼を出す店自体が少ない。そのなかでうまいモツ焼を出す店はあるにはあるが、層が薄いだけにレベルの低い店もあり、ムラができるのは仕方がないのかもしれ…